大阪大学カリキュラムマッププロジェクト アートディレクション | 大阪大学
Curriculum MAP
大阪大学カリキュラムマッププロジェクト
Concept, Art direction, Visual Identification, Infographics, Icon, Graphic
Art Director: Shimizu Ryo
Cl: 大阪大学
カリキュラムを視覚化するデザイン
大阪大学カリキュラムマップのアートディレクションを、Balloon Inc.が手がけました。
各学部の先生方へ、のべ数十時間のヒアリングを通じて情報を整理し、各学部ごとの持つカリキュラムの構造を見出しました。そのうえで、目指したいテイストイメージを重ね合わせ、デザインよるカリキュラムマップの表現を実現しています。

外国語学部は、言語習得のほかに、その国の文化や制度についての理解も求められます。大きく二つのブロックに分けて立体的に表現されたマップによって、カリキュラム相互の関連をビジュアライズしました。


経済学部は、他の人文系の学問と同じくそれほど強い順次性がなく、学生の興味の方向によって様々な学習の道筋があります。それらを一つ一つ学ぶことで、最後は果実が実る様を、大きな木によって表現しました。


理学部物理学科は、カリキュラムに非常に強い順次性がある学問体系を持ちます。
学問における順次性とは、特定の科目を履修するために、その前提となる科目の理解が必須であるという関係性を指します。例えば、「力学Ⅰ」の理解がなければ「力学Ⅱ」の学習に進めないといったケースがこれに該当し、この順序が逆転することはありません。
そうした学問の独自の体系を、それぞれのカリキュラムをグルーピングした島として表現し、互いを橋を渡すことでえ、マップとしてビジュアライズしました。


理学研究科化学専攻や理学部科学科は、上の物理学科と同様に、順次性の強く体系化されたカリキュラム構造をしています。
それぞれの学問の持つ独自性や、社会との接点をモチーフとして追加しながら、カリキュラムマップとしてまとめました。



その他、大阪大学カリキュラムマップのシンボルマークや、各ビジュアルのアイコンなど、一貫したイメージを想起させるようデザインをまとめています。

