DiveMonsterブランディングデザイン
SceneryScent
Branding, Art direction, Graphic design
Art Director: Shimizu Ryo
Cl: SceneryScent
見えない「香り」をブランドで表現する
株式会社SceneryScent は、香りをエンターテインメントや空間演出に昇華させる「香り演出」のプロフェッショナル集団です。
独自開発の制御システムにより、コンサートや舞台、テーマパーク等の大規模空間で、音響や照明と完全に同期した瞬時の香り演出を実現。五感を刺激する没入型体験を通じて、人々の記憶に残る感動を創造します。
Balloon Inc. は、新製品 DIVE MONSTER(ダイブモンスター)のブランド開発を支援しました。1台につき4種類の香りを出せるこのプロダクトの価値をビジュアライズすることで、製品の認知獲得に寄与し、ひいては SceneryScent のブランド向上をねらいます。

「香り」という目に見えないものを提供する点、また日本発であるプロダクトを訴求するという点をふまえ、香道の組香の一つである組香(源氏香)をモチーフに採用し、デザイン検討を展開しました。

それぞれの単語の頭文字、「D」と「M」を源氏香の五本の縦線をつなげて描いたシンボルマークです。組香と同じ規則性をもったストロークによってロゴタイプを構成し、全体の調和をはかっています。
シンボルと調和したオリジナルのロゴタイプデザイン

組香をモチーフにしたシンボルマークデザインに調和した、オリジナルのロゴタイプをデザインしました。
幾何学的なサンセリフ体をベースにしながら、頭文字の「D」と「M」の字形がそれぞれシンボルと同様の印象を与えるよう調整しました。
香りのコントロールという非常に繊細な技術を用いながら、ステージ演出で活用されるプロダクトということで、力強く、遠くからの視認性、可読性に優れたデザインとしてまとめています。

タイポグラフィもオリジナルで描き起こし、シンボルとの統合をはかっています。
今回のロゴタイプは、走行する車に表示されるものでもあるため、可読性を重視し、均一な太さのストロークによって描きました。一つ一つの文字を力強く、信頼感のあるものにまとめています。

ブランドカラーは明るい赤色を採用し、ステージ演出における世界初のプロダクトというインパクトと、名称の「モンスター」との整合をはかった設計となっています。ステージでも目を惹くカラーパレットを規定しました。

シンボルデザインは社名の2単語のそれぞれの頭文字「D」と「M」を統合したシンプルなものです。「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」の 3.Letterforms(レターフォーム・字形)にもあるように、シンプルで力強いアイデンティティを表現しています。
世界初・日本発のプロダクトをブランディングする
本プロジェクトはステージ演出における世界初の香り演出機を体現するブランドということ、またそのプロダクトネーミング「ダイブ モンスター」というインパクトとの整合を見据え、視認性や印象の強さを強調したアイデンティティとしています。
日本の伝統的な文化につなががる「組香」という、幾何学的でシンプルな造形手法を引用し、レターフォームをベースにデザインすることで、ブランドのオリジナリティを体現しています。
ロゴマークデザインについて5つの分類を行っております。分類全体の特長やそれぞれの詳細については「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」もご覧ください。


