石狩バイオエナジー ブランド開発
IBE
Branding, Art direction, Graphic design
Art Director: Shimizu Ryo
Cl: 石狩バイオエナジー合同会社
地域に根ざすコーポレート・アイデンティティの構築
北海道中央西部(道央地方)に位置する石狩市では、 洋上風力・陸上風力・バイオマス・太陽光といった 再生可能エネルギーによる電源が活発に開発されています。
さらに同市内の「石狩湾新港地域」を拠点とし、 再生可能エネルギーによる電力100%供給を実現する地区「RE100ゾーン」を定め、 更なる再エネ電源等の開発の誘致や支援進めており、 北海道内では再エネの町として名実とも定着しつつあります。
再生可能エネルギーの町「石狩市」に拠点を置く「石狩バイオエナジー合同会社」のシンボルデザインを、 「石狩」という地名をアイデンティティーの中核とし、 「石」という漢字をできる限りシンプルに抽象化することで具体化しました。
IBEとは「石狩バイオエナジー(Ishikari Bio Energy)」の頭文字をとった略称です。
「石」を抽象化したシンボルデザイン
拠点となる「石狩市」の地名からとった「石」という漢字を象徴的に表現し、 幾何学的でシンプルなグリッドによって、 力強く、かつ一目で覚えやすいシンボル設計としました。
また、左上のカットされた部分に小さい円形を加えることで、 欠けた部分を補う、保護するといった意図を表現しました。メインカラー・サブカラーには、 代表社員である「奥村組」のコーポレートカラーを用い全体の整合性を保ったまま展開します。
地名からとった「石」という漢字ををベースにシンボルをデザインとして統合しました。シンボルそのものは極度に抽象化していますが、大まかな分類としては4.Wordmarks(ワードマーク・文字)となります。象形文字としての漢字の着目し、その地域ならではのアイデンティティを表現したデザインです。
ロゴマークデザインの分類については「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」もご覧ください。