AIを象徴するアイコンデザインについて

2022年11月にOpenAI社が対話型生成AIのChatGPTをリリースしたことで、一気に普及した生成AI。現在では多くの会社が独自のAI・サービスを開発しており、GoogleやSlack、Spotifyなど名だたる企業による生成AIも身近になりました。
今回は、そうした生成AIサービスにおける「シンボル」について、その多くがキラキラ(Sparkles)アイコンによって象徴されている点に注目しました。
興味深いことに「時価総額上位10社のソフトウェア企業のうち、少なくとも7社がAIアプリケーションと組み合わせてキラキラの絵文字を使用」しているそうです。



みなさんも、電話アプリには「受話器」、検索ウィンドウには「虫眼鏡」、保存ボタンには「フロッピーディスク」のアイコンを見たことがあると思います。UIデザインにおいて機能を何によって象徴するか、どういったモチーフを選択するかは非常に重要なポイントです。
実は、キラキラしたアイコンは私たちデザイナーには身近なものです。
調べたところ、「ソフトウェア上でスパークルが初めて使用されたのは1990年、アドビがPhotoshop(画像編集用のソフトウェア)のワンドツールでピクセル化されたアイコンを発表したとき」のようです。

Photoshopでは、写真の一部を選択したいときに重宝する「自動選択ツール」のアイコンとして随分と前から見慣れたものでした。ちなみに現在Photoshopでも生成AIツールが実装されていますが、こちらのアイコンも「キラキラ」モチーフが採用されています。
生成AI登場のインパクトは非常に大きく、まさに魔法のようなアウトプットを返してくれるというユーザーのイメージが、この「キラキラ」したアイコンとうまくマッチしたのだと思います。
一方であまりに多くの生成AIサービスで同様のモチーフが採用されていることから、一部にはオリジナリティを確立するために異なるモチーフ選定によるデザイン調整がはじまっているとのこと。
今後数年でさらに普及が見込まれる生成AIサービスですが、この「キラキラ」モチーフがデファクトスタンダードとして受け入れられるのか、サービスやツールの進化とともに、別のモチーフに変化していくのかはとても興味深い点です。
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